魂遊記〜僕と守護霊の痛快通心活劇〜

僕は孫悟空。守護霊である筋斗雲さんと一緒に日々活々と修行中。七転八起の宇宙旅。天竺めざして今日もゆく。

大人の階段

※はじめての方は【目次】をご覧下さい。

f:id:wukong_nimbus:20210409204538p:plain「お、終わった…多分今ので最後だ…( ̄◇ ̄;)」

 

数ヶ月後…

 

「インナーチャイルド」と共に過去の記憶へとタイムトラベルを繰り返し、「過去の傷」を治療して周った僕は、ようやく思い付く限りの全ての記憶を浄化し「今」に帰って来ました。

 

「なんだか以前とは全く別の自分になってしまったみたいだけれど…こっちが"本来の自分"なんだよなぁ……( ˘ω˘ )」

 

「インナーチャイルド」を癒し、「過去の傷」を治療した効果はあまりにも絶大でした。

 

ついこの間まで頭の中の「思考」や「概念」に囚われ、感情を感じられなくなっていたことがまるで嘘であったかのように…

 

心は軽く、「過去の傷」に怯えることもなく、自分の感情も明確に感じ取れるようになっていたのです。

 

「あぁそうか、この"感覚"…!!

 

僕はこの"感覚"を知っている…!!

 

当時は"当たり前過ぎて"全く気付いていなかったけれど…

 

あの頃はいつもこの"感覚"と共に生きていた…!!!!

 

子供の頃はとても上手に色々な"感覚"を感じられていたんだなぁ…(´ω`)

 

一度は失い、今回改めて取り戻してみて初めて気が付いたことでしたが。

 

子供の頃は目に映るもの、耳で聴こえる音、手触り、食べ物の味、季節の香り…

 

自分の想いや感情に至るまで。

 

全てをありのままに受け止め、感じ取っていたことをこの時思い知りましました。

 

そして「過去の傷」が癒やされたからでしょうか。

 

不意に子供の頃の楽しかった思い出や、嬉しかった思い出が脳裏に浮かび上がってきました。

 

そのどれもがすべて「家族」との思い出でした。

 

家族の皆を好きで好きで堪らなかった純粋な気持ちが鮮やかに蘇ります。

 

家族といる時間が一番幸せだった…!!

 

片時も離れず、ずっと一緒にいたかった…!!

 

なんだかんだ言っても、"親"は「自分」のことを全て理解してくれていると信じて疑わなかったあの頃…

 

反発はしていても、やっぱり結局"親"の言うことは正しいと思っていたあの頃…

 

「そうか…僕はずっと親に認められたかったんだ…

ヽ(;▽;)ノ

 

だからずっと"良い子"でいられない自分を裁き、責め続けて来たんだ。

 

でももう大丈夫。

 

僕はもう大人だし、僕の"親"は僕自身だ。

 

もう自分で考えて、自分で判断出来る。

 

もう親にも…いや、誰にだって認めてもらおうとする必要なんか無いんだ…( ´ ▽ ` )」

 

「インナーチャイルド」と一体化し、"本当の自分"と化した僕は…

 

遂に"「親」や「家族」という名の「概念」"すらも超越し、真の意味での"自立"を果たしたのでした…(〃ω〃)

 

(つづく)

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