魂遊記〜僕と守護霊の痛快通心活劇〜

僕は孫悟空。守護霊である筋斗雲さんと一緒に日々活々と修行中。七転八起の宇宙旅。天竺めざして今日もゆく。

引き寄せの法則の真実.7【番外編 File.4】

※はじめての方は【目次】をご覧下さい。

<前回からのつづきです>

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そもそも、人は何故"望み通りの現実を引き寄せたい"と考えるのでしょうか…??

 

それは紛れもなく"「幸せ」になりたい"、または"「幸せ」を感じたい"と考えるからです

 

だからこそ、そのために必要だと思う人間関係や物、出来事を"現実化したい"と考えます。

 

ですが…

 

実はこのように考えてしまっている時点で、残念ですが"「幸せ」の本質を全く理解出来ていない"ということになってしまいます(@_@)

………

……

それでは詳しく解説させて頂きます(・∀・)

 

尚「幸せ」については既に物語本編でもガッツリと触れております(▶︎参照)ので、 今回は「引き寄せの法則」になぞらえたいこともあり、三度"潜在意識"を家の中の"部屋"に例えるお話を中心に据えながら、解説をさせて頂きたいと思います☆

 

※「引き寄せの法則」に則って考えた場合、"潜在意識"="その部屋の状況"が現実化するものだと言い換えることが出来ます。

 

早速ですが、単刀直入に申し上げます。

 

実はこの"部屋(=潜在意識)"の中に置かれるインテリアや物は…

 

それが例え自ら発注した(=引き寄せた)"望み通りの品"であろうと、"そうではない(=望んでいなかった)品"であろうと…

 

それら全てが共通した"同じ性質"を持っております(΄◉◞౪◟◉`)

 

"同じ性質"とはズバリ…

 

どちらも【苦=ストレス】なのです。

 

「なぜ自分で発注した"望み通りの品"と、そうではない品が同じ性質なんだよo(`ω´ )oどう考えても前者が「幸せ」で後者が「不幸」じゃないか!!「幸せ」は【苦】なわけないだろ!!」

 

もしかすると、そんな風に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし実際は違います。

 

どちらも間違いなく【苦=ストレス】であると言えるのです。

 

何故でしょうか??

………

……

この世は陽と陰、プラスとマイナス、光と影など、二極の性質で成り立っています。

 

ひとえに"二極"といっても明確な"境目"があるわけではなく、また平面というわけでもありません。

 

その二極はグラデーションの様になっており、それが立体的な形=球体状になっているという表現の方が近いでしょう。

 

※イメージ画像

⬇︎のような印象が強いかと思いますが…

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実際は⬇︎の方が近いです☆

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そしてこの二極に存在するエネルギーは一時も動きを止めることなく、絶えず"変化"し続けています。

 

つまり…

 

陽は陰に転じ、陰はいずれ陽に転じます。

 

プラスはいずれマイナスとなり、マイナスはプラスとなります。

 

光は影となり、影もいずれまた光となるのです。

 

これはこの世における"絶対的な真理の一つ"で、絶対に抗うことは出来ません。

 

当然「引き寄せの法則」であろうとも例外ではなく、先程の「幸せ」と「不幸」も漏れなくこの真理に準じます。

 

「幸せ」だと思っていたものはいずれ「不幸」となり、「不幸」だと思っていたものが「幸せ」にもなるのです。

 

例えば…

 

僕もかつては人生のドン底まで堕ち「絶望」を経験したわけですが、その当時は当然「不幸」の真っ只中にいる感覚でした。

 

しかしその「不幸」が何よりの学びとなり、反省し、徹底的に自分と向き合った結果、目覚めに至ったわけです。

 

もはや今となってはその時の「不幸」こそが最大の財産と言っても過言ではなく、そういった意味では完全に「幸せ」に転じたと言うことが出来ます。

 

その反対も然り。

 

わかりやすいところで言えば、大成功を収めた著名人が薬物事件やスキャンダルを起こして大失敗をするケースなどは、皆さんもかなり馴染みがあるのではないでしょうか。

 

彼らは"大成功"を収めていたことで大きな「幸せ」を背負っていたはずですが、その「幸せ」が徐々に変化していき、それ相応の「不幸」に転じてしまったと言う事が出来ます。彼らは奇しくも"大成功"していたが故に、失うものも多いのです。(そしてその「不幸」が良い教訓として魂の学びとなりいずれまた「幸」に転じます)

 

そして、「仏教」の教えにもある通り(▶︎参照)、「幸せ」も「不幸」も【欲=煩悩】を持つからこそ生じる"誤った「概念」"であり、間違いなくどちらも【苦=ストレス】であることに変わりはないのです。

 

と…

 

【苦=ストレス】と聞くとどうしてもネガティブなイメージばかりを持たれるかもしれませんが、僕たちの魂は【苦=ストレス】を通じて"真の「幸せ」とは何か"を学ぶためにこの世に来ています。 

 

つまり 

 

【苦=ストレス】がなければ僕たちは成長していくことが出来ません。

 

そしてそれと同時に

 

どうすれば【苦=ストレス】を滅していけるのか?

 

を考え、実践していくことこそが"真の「幸せ」に続く道である"と言うことが出来ます。

 

そしてそれは即ち

 

【欲=煩悩】に対する執着を断ち、手放していくということ…!!!!

 

ズバリ。

 

あの"部屋"の例えを用いて、仏陀(ブッダ)的に言い表すならば…(笑)

 

"真の「幸せ」"を得たいと思うのであれば、"欲しい物"を部屋中に揃えようとするのではなく…

 

部屋の中に物を置くこと自体が【苦=ストレス】であることを理解し、日々綺麗に掃除をしながら、出来る限り何も置かない様にしていくべきなのだ( ̄Д ̄)ノ

 

となってしまうわけですw

 

余談ですが…

 

"部屋の中"に物がなくなっていけばなくなっていくほど、"何もない"と思っていた見方が間違いであることが解る様になってきます。

 

そこには"空間"が"在る"のです。

 

"空間"のことを英語で"スペース"と言いますし、"スペース"という言葉は「宇宙」を表します。

 

何を隠そう、"真の「幸せ」"とは、その「宇宙」の中でのみ見出す事が出来るモノなのです♪

………

……

さてさて、1週間に渡り長々とお話して参りましたが…

 

「引き寄せの法則」の真実、お解りいただけましたでしょうか(笑)

 

まとめがてら、ド直球で申し上げますが…

 

いずれにせよ「引き寄せの法則」を活用し、意図的に"特定の何か"を引き寄せる方法では、絶対に"真の「幸せ」"に辿り着くことは出来ません( ̄∇ ̄)

 

それこそ人類史上最も目覚めていた人物たちであろうイエス・キリストや仏陀(ブッダ)が、この法則の活用を提唱していない理由を考えてみて下さい。

 

※「引き寄せの法則」が実在するとして、彼らがそれを知らなかったとは到底考えられません。「新約聖書」にあるイエスの「また、祈りの時、信じて求めるものは、みな与えられるであろう」という発言の真意は、決して「引き寄せの法則」を提唱したものなわけではなく、より奥深いものであると思っています。実際彼は「引き寄せの法則」を用いれば容易に回避できたはずの自身への苦難の数々…最終的には死さえもすべて受け入れています。というか法則に則って考えるならば彼自身がそれを望んだということになりま…あ、長くなるのでこれ以上は割愛しますネw

 

そして…

 

心配せずとも、必要なものは全て"自然と"引き寄せられてきます✨

 

それが"本来あるべき自然な流れ"と呼ばれているものであり、その流れの中で学習し、魂を磨いていくことこそが僕たちにとってベストな生き方であることに疑いの余地はありません。

 

でもでも…

 

よく考えてみてくださいよ??

 

「引き寄せの法則」って、"今既にそれが手に入ったかのようにイメージし、振る舞う(=アファメーション)"ことでその願望を現実化させるものじゃないですか??

 

もしも"最高の「幸せ」"を望むとして、それをアファメーションするとしたら…

 

"最高に「幸せ」な状態"なんだから、もはやそれ以上何も望むものなんて存在しないはずじゃないですか??w

 

なので、結局のところ…

 

願望に執着することなく、"今"在る「幸せ」に感謝しながら過ごすことが、結果的に"最強の引き寄せ"でもあると言えてしまうわけなのです( ̄+ー ̄)笑

………

……

最後になりますが、大切なことを2つほどお話させて下さい。

 

まず、今回のシリーズを通じて僕は「引き寄せの法則」そのものを否定したかったわけではありません。

 

しかし、これだけは断言しておきます。

 

「ザ・シークレット」等で述べられている

"あなたが望む物は何でも引き寄せられる"

"あなたは何者にだってなる事が出来る"

という表現に関しては、

残念ながら完全に誤りであると言わざるを得ません。

(※少なくとも決して万人に言えることではない、という意味です)

 

そう言える確固たるエビデンス(=根拠)が僕個人の中にはありますが、目に見えない領域の話なのでそれは置いておき、今回は科学的な側面からの話のみ記載しておきます。

 

「ザ・シークレット」では量子力学を用いてこの法則の正当性を主張していますが、今やWikipediaにも色々と書かれております通り、「引き寄せの法則」に関しては各方面の学者たちから否定的な声が数多く上がっています。

▶︎ 参照 

 

その一方で…

 

「引き寄せの法則」がこれだけ世の中に広まったことは、良い面も沢山あったように思います。

 

かつての僕もそうであったように、このような魅惑的な文言に惹かれることで、例えそれが【欲望】であったとしても、"自分の思考や感情を観察し始めるキッカケ"になり得るからです。

 

中には"長い間ネガティブな思考や感情にばかり囚われていた自分を見直す良い機会となった"という方もいらっしゃることでしょう。

 

「引き寄せの法則」の大流行は、多くの人々に"自分の内側を見つめることの重要性"を気付かせるために必要な"導入部分"だったのではないかと個人的には感じております。

 

 

そしてもう一つ、今回のお話は"夢"や"目標"に向かって努力することを否定しているわけではありません。

 

僕が今回のシリーズで一番伝えたかったこと…

 

それは真摯に学び、魂を磨いていくことの大切さなのです(・∀・)

 

"夢"や"目標"を設定し、それに向かって努力していくことはとても素敵な魂の磨き方です。

 

何故ならその"過程=プロセス"には大いなる価値があるからです。

 

それに伴い"夢"や"目標"を叶えるために自分が成長した姿、成功した姿をイメージ(=アファメーション)し、モチベーションを上げることは、時に効果的であることが充分に考えられます。

(スポーツ選手で言うところの"イメージトレーニング"なんかもそうかもしれませんね♪)

 

ですがそれはあくまでも自ら自発的に学び、成長しようとする姿勢や努力があってこそ初めて良い方向に働くものであるということなのです。

 

以前の僕がそうであったように、「幸せ」の本質を理解出来ないまま、ただ願望を叶えるためだけに「引き寄せの法則」に囚われてしまっている方があまりにも多い現状から、今回思い切ってこのような記事を連載させて頂いた次第でございます。

 

まぁ言ってしまえば…

 

「引き寄せの法則」を使って願望を叶えようとするよりも、シンプルに適切な努力をしながら自ら積極的に掴みに行って、その上で"プラスαのラッキー"に期待する方がよっぽど願望を現実化出来る可能性は高いよね、という極めて元も子もない話になってしまうわけですが…(@ ̄ρ ̄@)爆(←スピリチュアル感の無さがエグいw)

 

と…これ以上書くとまだまだ長くなってしまいそうなので今回はここら辺にしておきます(笑)

 

今回も最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました(*´∇`*)

 

(おわり)

 

★つまりは「引き寄せの法則」が正しかろうが間違っていようが同じことなのです(・∀・)

"真の「幸せ」"を得るためには、真摯に学び、魂を磨いていくのみ♬

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