魂遊記〜僕と守護霊の痛快通心活劇〜

僕は孫悟空。守護霊である筋斗雲さんと一緒に日々活々と修行中。七転八起の宇宙旅。天竺めざして今日もゆく。

瘡蓋(かさぶた)

※はじめての方は【目次】をご覧下さい。

f:id:wukong_nimbus:20210409204004p:plain「なんでだ…!!

 

もう乗り越えたと思っていたのに…!!

 

二度と味わいたくなかった昔の想いや恐怖が蘇ってくる…??!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)」

 

「概念」(=強迫観念と善悪観念)を手放す作業を始めてしばらく経ったある日、突如として僕の心に起こり始めた"大きな変化"…

 

それは僕がこれまで乗り越えてきたはずの沢山の困難…

 

つまりは過去の辛くて苦しかった想い出たちが一斉に復活し、僕を再び襲い始めたことでした。

 

それはまるで"封じ込めていたもの"が何かのキッカケで溢れ出で来た様な感覚だったのですが、すぐに"その通り"であったことに気が付きました。

 

「"もう乗り越えたと思っていた"はずの想いが再び蘇ってくる…

 

そうか…

 

僕は過去の困難を真の意味で乗り越えてなどいなかったんだ(´;Д;`)」

 

そう…

 

僕はこの時まで、過去に経験した困難は全て"乗り越えてきた"と思っていました。 

 

しかし、本当は"乗り越えた"のではなく、"乗り切っていた(=やり過ごしていた)"だけ…

 

つまりは、きちんと克服出来ていたわけではなかった。

 

辛くて怖いから…

 

その時に感じた痛みや感情を、ずっと心の奥底に封じ込めてきただけだったのです。

 

そしてそれらを封じ込める"蓋"の様な役割を果たしていたモノこそが…

 

他でもない。 

 

「概念」(=強迫観念と善悪観念)だったのです…( ;∀;)

 

どうゆうことなのかと言うと、、

 

僕たち人間は誰しもが生きていく過程で数々の困難に直面します。

 

その度に様々な痛みや感情を味わうわけですが、誰だって出来ることならそんなものには触れたくありません。

 

そして、この先二度と同じ想いを味わいたくなんてない…。

 

だから、そのために強力な「概念」を構築し、無意識に"蓋"をすることでその場を凌いでしまう…。

 

「〜してはいけない」

「〜するのは善いことだ」

「〜するのは悪いことだ」

 

よし、これで大丈夫だ。

 

これを覚えておけば、もう同じ思いは繰り返さなくて済むはずだ。

 

と。

 

しかし実は…

 

"心の傷"というのは、時間の経過と共にいつの間にか治癒されるものではなかったのです。

 

むしろ長い間放置されたてしまった傷は治るどころか化膿し、より膿んでいってしまいます。

 

その結果…

 

心の奥底で"過去の傷"はズキズキと疼き続けてしまうのでした….°(ಗдಗ。)°.

 

(つづく)

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