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<前回からのつづきです>
仏教にて「悟り」の"段階=レベル"を表す「四向四果(しこうしか)」。
Lv.0:預流向(よるこう)
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Lv.1:預流果(よるか)
Lv.1:一来向(いちらいこう)
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Lv.2:一来果(いちらいか)
Lv.2:不還向(ふげんこう)
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Lv.3:不還果(ふげんか)
Lv.3:阿羅漢向(あらかんこう)
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Lv.4:阿羅漢果(あらかんか)
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本日はまず
Lv.0:「預流向(よるこう)」
について解説をさせて頂きたいと思います(・∀・)
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Lv.0:
「預流向(よるこう)」
(前回お伝えしました通り)「預流向」は"Lv.1の「悟り」"である「預流果(よるか)」を"目指している段階"ですので、この時点ではまだ"何一つ悟っていない"状態です。
しかし、何故こうして「四向四果(しこうしか)」に含まれているのかと言うと…
完全な「悟り」(=「阿羅漢果(あらかんか)」)への道を歩み始めた時点で、既にその「大いなる"流"れに"向"けて身を"預"けている」といった意味合いから٩( 'ω' )و
完全な「悟り」とは、存在の全てが「空」であることを真の意味で理解し、究極的に安らかな境地に達すること。
即ち…
人生における「苦(=苦しみ)」の元凶である「煩悩(ぼんのう)」をすべて消し去り、完璧に「真実」を理解すること
を指します。
※「煩悩」とは仏教の言葉で、"己を苦しめ、煩わせる心"=「悟り」に至る道を妨げる心のことです(・∀・)
「煩悩」が消えていけばいくほど、「真実」に対する理解が深まっていくと言い換えることも出来るでしょう。
それらの意味をしっかりと捉え、"「真実」に向けて真摯に歩いて行こうとする姿勢"のことを「預流向」と呼ぶわけです♪( ´▽`)
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それでは「悟り」の第一段階=Lv.1:「預流果(よるか)」に達すると、一体どんな変化があるのでしょうか…!!??٩( 'ω' )و
(つづく)
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