魂遊記〜僕と守護霊の痛快通心活劇〜

僕は孫悟空。守護霊である筋斗雲さんと一緒に日々活々と修行中。七転八起の宇宙旅。天竺めざして今日もゆく。

プロローグ

※はじめての方は【目次】をご覧下さい。

f:id:wukong_nimbus:20210409202446p:plain2013年1月某日ー

それは突然の出来事でした。

 

ベッドの上で考え事をしていた時のこと。

何の前触れもなく、僕の中で"僕じゃない誰か"が語りかけてきたのです。

 

「ん、何だコレ…?!誰かと会話してる感じがする…(。-∀-)」 

 

部屋にはひとりでいたので、当然目の前には誰もいません。

いやいや、そんなはずはない。 

きっとこれはただの独り言…思い込みや勘違いに決まってる、と。

しばらくの間全力で疑いにかかりました。

 

でもそんなことはお構い無しにその"僕じゃない誰か"は、僕に向かって上目線で語り続けています。 

まるで学校の先生の様に、僕に向かって何かを教えよう(=伝えよう)としているのです。

恐る恐る言っている内容に耳を傾けてみると、その全てが論理的且つ正論で何も言い返す事が出来ません。

さらに「答え」を直接言うのではなく、僕に質問を投げかけながら"気付きを促す"という名教師ぶり。

 "自分より明らかに格上の存在"が自分に語りかけてくる…。

どうやらこれは本当にただの独り言ではない様でした。

 

そんな中僕の中で"あるひとつの疑惑"が浮かび上がりました。

「え、君ってもしかして…僕の守護霊ってやつ…!?((((;゚Д゚)))))))」

 

そう。

確信を持つのはもう少し先になるのですが、これが僕の守護霊=筋斗雲さんからの最初のコンタクトだったのです。

(つづく)

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