魂遊記〜僕と守護霊の痛快通心活劇〜

僕は孫悟空。守護霊である筋斗雲さんと一緒に日々活々と修行中。七転八起の宇宙旅。天竺めざして今日もゆく。

夢やぶれて

※はじめての方は【目次】をご覧下さい。

<前回からのつづきです>

f:id:wukong_nimbus:20210409135618p:plain「インナーチャイルド」と仲直りを果たし、「過去の傷」を可能な限り癒し切った(2012年当時の)僕。

 

「家族」という「概念」も超越し、真の意味での"自立"も果たした僕でしたが、未だあの"究極の問い"に対する「答え」は見出せずにいました。

 

人は何のために生まれ、生きていくのか。

 

「自分」という存在は一体何者なのか。

 

この頃になるともうだいぶ「固定概念」に翻弄されることも少なくなっていましたし、「過去の傷」を治療したおかげで"心の傷"が疼くことも無くなっていました。

 

「インナーチャイルド」と一体化したことで常に理性と童心が共存し、わくわく楽しい時間を過ごしながら「幸せ」を感じられるといった時間も確実に増えていたのです。

 

にも関わらず…

 

僕の心は完全に晴れ渡っているとは言えない状態でした、、(΄◉◞౪◟◉`)

 

その理由は明白でした。

………

……

僕はかつて、"夢"を追い続けていました。

 

その"夢"を叶えることが人生の大きな目的であり、"自分が生きる意味"だと思っていたのです。

 

しかし僕が"夢"に描いていたものと"現実"とは、あまりにも大きすぎるギャップがありました。

 

いざその"夢"に辿り着いてみると、そこは自分が思い描いていたような場所では無かったのです。

 

それでも自らの願望を叶えるため、無理に無理を重ねながら進み続けた結果…

 

僕は身も心もボロボロになり、やがては朽ち果ててしまいます。

 

こうして夢やぶれ、人生の目的や生きる意味を失ってしまった僕は…

 

まさに文字通り人生そのものに「絶望」してしまったわけです。

 

そう…

 

この時に芽生えた"絶対的な虚無感"は…

 

「固定概念」からの解放が進み、「過去の傷」を可能な限り癒しきたったこの時でさえも。

 

依然として僕の心を貪り続けていたのです…Σ('◉⌓◉’)

 

(つづく)

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